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さよなら 河川敷

2018年、3年前の大型台風の後から更新ができていなかった。

河川敷のたちの暮らしはその後大きく変わったから。

9月に台風が直撃した時、我が家は新しい住まいの準備真っ只中だった。
河川敷のたちと共に暮らす家の。
そして11月初旬に引越し。
我が家のたちと、既に保護していた「ず」、「えきまえ」、
そして引越し当日保護した「きなこママ」と「わるいの」も一緒に。
引っ越し日の午前中ご飯をあげ、後で来るから待っていてと言ったら、本当に2匹共待っていて、
キャリーに入るのにものの1分もかからなかった。

そして順番に捕まえることのできた子から、河川敷から連れ出した。

2019年4月の初め、河川敷は大きな工事の為に封鎖された。
「おちびちび」「おちび」「D君」「きじっこ」を残したまま、
まさかの出来事だった。

遠くに引っ越したため、車で片道1時間はかかる。
どうしていいかと案じている間に、Sさんが餌場に行けるルートを開拓し、しばらくは
餌やりをしてくれ、やがてこちらも交替でこっそり通っていたが、それでは捕獲は無理。
1年が経ちSさんは体調不良で離脱となりまた1年近くが過ぎた。

たまたま既に4匹以外を保護していたのは、幸運な巡り合わせというしかないと思う。
もっと多くのが残っていたらと思うとぞっとする。

やがて、、、
捕獲は現状では無理という事で、工事関係者にお願いをして、なんと捕獲機が設置できるように。
(最初からそうしてればと言う話だが、はじめに一度現場監督に話した時は対応して貰えずで)
今年2月中旬から6月中旬まで約4か月、こちらの休みと担当者の都合がつく日に捕獲機を設置し、
3月初めに「おちびちび」、中旬に「おちび」、5月中旬に「D君」を捕獲することができた。
ただ6月中旬までしか現場には入れないため、最後にと願って仕掛けたが「きじっこ」は入らなかった。

そして、もうここには来ないと決めた。
決めざるを得なかった。

「きじっこ」を残したまま。

4月中旬に1匹のキジが餌場の近くを歩いていた。
D君では無かったと思う。
目の色が違った、、多分。
あれはきじっこの目ではなかったのかな?

何回も空の捕獲器を持って帰った。

あの子は捕獲器には2度と入らないということなのか?

去年の5月、きじっこと会えた日に仕掛けたが、入ってくれなかった。
それ以降会えていなかったのだけど。
10月頃野犬が4匹くらいたむろしていて、その近くのきじっこやおちびがいた側の給餌を諦め、
1カ所だけにした。

きっとおちびちびたちがいる方に来てくれていたはず。おちびはそこで捕獲できたから。

きじっこまでみんな保護して、ここを去りたかった。
1匹だけ残して、なんてしたくなかった。
でも実際餌やりも、本来は出来ない場所。。

幸いと言うべきか、河川敷には複数のが餌を食べに来ていた。
捕獲にも1回、耳カット済みの子が入ったことがある。
工事の為に堤防になだらかな道が着いたのだ。

きじっこはその子たちがご飯を貰っているところに行けるかな?
きっと今までも、他の子たちも行ってると思う。
でなければ、他の子たちまでここの餌を食べていたのでは量が足りなかったはず。

これはこちらの勝手な希望と言えば希望。
でもどうか、「きじっこ」がどこかで生きていけますように。

小屋の時も最後「きちくん」を保護できなかった。
また最後の1匹を残してしまった。

10年以上通い続けた河川敷。
様々な猫たちの生き様があった。
あそこに魂が眠っている子達も、我が家で保護できた子たちも。

さよなら、河川敷。

そして、どうかきじっこが幸運に恵まれますように!





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台風後の日々

大きな台風の後、河川敷の景色は一変
一つ前の台風でも、川のゴミが結構打ち上げられていたけど、今回はさらに・・・。
この風景、いつかはきれいに戻るんだろうか?

人間が作って捨てたごみが、意図的ではないものがほとんどだけど、
河川敷を、自然の風景を壊している。
内が用に持って行ったものも混じっているだろうけど、、そんな比ではない数の
特にプラスチックのごみだ。

そんな中でもたちは変わらず元気で過ごしてくれている。
ほんと、たち凄い!

堤防下にすぐやってきてくれるきなこママ
嵐の後でも2

台風の翌週、大勢でやって来てくれた。
にゃあと鳴いているのは、きなこママではなく「くろっこ」
嵐の後でも4

早くご飯場に行こうよ。
嵐の後でも5

嵐の後でも6

別の日、水たまりもなんのその
嵐の後でも9

打ち上げられた葦の茎がなんとなく気持ちいい感じ。
嵐の後でも3
2週間前くらいは彼岸花が咲いていた
嵐の後でも7

テント側も元気。暗くなるのが早くなったので、写真が・・・。
嵐の後でも8

よくやってくる新入りのトラオ。
にゃあにゃあうるさいのだけど、かなりこちらに近づきたがっている様子。
嵐の後でも10

夏からほぼ会えていない「ず」の妹以外は元気な顔を見せてくれている。
なんと今週は「D」君も連続でやってきてくれた。

そしてもうすぐ次の台風がやってくる。
あと少し、みんなで仲良く耐えきってね。
嵐の後でも

台風直撃後

河川敷のたちを見守るようになって、かれこれ10年。

一番ひどかった。。

たちのいる河川敷は、大阪湾の水位が通常より2m以上上がることで
逆流した水により冠水。

台風の後1
マンションの窓から見た河川敷。
樹々の上の方しか見えていない。

Sさんからは、堤防の梯子の下まで水が来たとの電話。
そして堤防を越えて道路を超えて避難するがいるとのこと。

5時過ぎには雨も風も収まったので、状況確認にダッシュ。
今日は午前中にもご飯を届けに行ったけど、、、すべて無くなっているだろう。
たち、逃げおおせているといいのだけれど。

堤防を降りた下には、水が押し寄せた後のゴミや葦などが山積み。
でも水位はすっかり元通りになり、満潮の時刻でも普通の水位となっていた。

そして、たち。
厳しい表情の「ちゃっしー」と、あまり濡れた感がしない「しんちゃん」
台風の後2
何故か余裕の登場、「くろっこ」
台風の後

こちらは結構濡れている「わるいの」
台風の後3
この夏痩せてしまって、、、濡れてさらに小さく見える。。

がっちゃんもやって来た。こちらもあまり濡れていないか?
台風の後4


この後写真は無いけど「おちび」も戻ってきた。

テント側では、「ちゃと」を発見。
にゃあにゃあ言うけど、怖いらしく出て来ない。だいぶ濡れている様子。

その後「おちびちび」も何処からか戻って来て、にゃあにゃあ鳴いていた。
怖かったんだろう。

堤防の下で「えきまえ」とも出会う。
「えきまえ」は相当水が怖かったらしく、いつもの場所に戻ろうとしない。。。

こうして9匹のたちは確認することができた。
あれだけ冠水しても無事でいるなんて、凄いぞ、猫たち!!
これならきっと他の子たちも大丈夫だろう。。。。きっと。

やがて夕陽が。
台風の後5

この後は穏やかな日がやって来ますように!!


ご報告

2018年8月26日(日)
ちゃっくんが悪性腫瘍の為亡くなりました。
享年8歳(推定)

詳細はちょころぐ+

三寒四温?

またすっかり間が空いてしまった。。
でも猫たちは元気。
後からやって来た猫たちの確認はできないままで、以前のメンバーのまま過ごしている。

まず先週の猫たち。
穏やかな光の中で。
三寒四温5

いつものように仲良く、発泡スチロールの箱で寛ぐちゃっしー、ちゃっくん。
三寒四温2
ほんと仲良しだね。
感動する・・この子たちには。
おちびも一緒だったけど、逃げて行った。
おちびとはなかなかフレンドリーにはなれないなあ・・・。
三寒四温4
とってもフレンドリーなちゃっしー、若いね~
三寒四温

そして今週の写真。
火曜日は結構雨が降っていて、、、悲しかった。

雨の中、傘の下で半分濡れながらご飯。
三寒四温6

みんな背中が濡れていた。
雨の日は濡れない所に隠れているんだろうけど、出てくる途中で濡れてしまう。
三寒四温7
傘の下、雨を凌げるご飯場所
三寒四温9
なんとか凌いでね。

普段はこんな風に3匹ですりすりなんだけど、雨だとそれも難しいかな・・・。
三寒四温3

遅れて来た「ず」
草むらを通ってやって来たので、背中がびしょぬれ。
更に雨も強まったので、
三寒四温8
雨の日は辛いね。

三寒四温とは、冬期に寒い日が3日ぐらい続くと、そのあと比較的温暖な日が4日ぐらい続き、
寒暖が繰り返される時のことなんだけど、今の時期もけっこう差が激しい。
雨に濡れて寒いと思うけど、風邪引かないように。


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プロフィール

ちょこ

Author:ちょこ
大阪市内在住
2007年春から通っていた
河川敷小屋の猫たちは、
2009年末までにそれぞれ
新居を見つけ、あるいは
新天地に旅立った。
2011年3月、河川敷で
テントに取り残された
猫と出会い、その後
飼い主は戻ってきたが・・




我が家の猫「ちょころぐ」
よろしく。

河川敷テントの猫達

1.てっちゃん(本名てつみ)  人懐こく賢い猫。ここのリーダー。  2014年6月から行方不明。 プロ9 2.しーちゃん(本名しか)  人懐こい。皮膚病になってから  目つきがちょっときつくなった。  2014年6月、てっちゃんと同時期に  行方不明。 プロ10 3.「ず」(本名 多分みーちゃん)  しーちゃんとは姉妹。人懐こい。 プロ7 4.ちゃっくん(本名 なし?)  4歳くらい。目の調子が悪い。  大人しい男の子。 プロ11 5.ちゃっしー(本名 赤白?)  去勢手術まではここのボスだった。  フレンドリー。 プロ8 6.たいちゃん  テントから離れて暮す、気の強い  下記の仔猫たちのお母さん プロ6 7.たいちゃんの子供 A子。  2012年秋生まれ。我が家で保護中。 プロ 8.たいちゃんの子供 B君。  甘えん坊の男の子。手術以来  ちょっと距離が出来た。 B君 9.たいちゃんの子供 C君  2014年3月から見なくなった。  超フレンドリーで背中乗り猫。 プロ1 10.たいちゃんの子供 D君。  わるいのが来てからテントから  離れて暮している様子。 D君 11.たいちゃんの子供 E君。  15年2月15日頃永眠。享年2歳少し E君 12.きなこママ(本名 不明)  11年夏我が家で保護した仔猫の母  テントとは離れて暮らしているが  最近はやってくる。 プロ13 13.「ず」の姉妹   滅多に姿を見せなかったが最近来る  触れない。 プロ12 14.クロちゃん(本名 ?)  今年の夏、お星様に。 プロ14 15.きなこ  2011年夏保護した仔猫。里子に。 プロ15 16.おちびちび   多分「ず」姉妹の子供。A~Eより少し  ちびっこだったのでこの名前。 おちびちび 17.ちゃと  「ず」の妹の子供。おちびちびの弟で  きじのおちびとは兄弟。 ちゃと 18.きじのおちび  ちゃとの兄弟。小柄で臆病。  最近姿を見せなくなった。 きじのおちび 19.ぼくりん  たいちゃんの2013年春の仔猫。  ちょっと警戒気味。2015年4月永眠。 ぼくりん 20.わるいの  2014年春ここに流れてきた。  騒動の元。 わるいの 21.白黒おちび  たいちゃんの2014年春の子供。  1匹残っていたが、秋から行方不明。 しろくーろ 22.たいちゃんのおちび  たいちゃんの2014年秋の子供。  父親はわるいの? たいちゃんおちび

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